モアタイムとは
モアタイムとは2018年10月9日より始まった24時間365日即時振込サービスです。
従来は即日振込をする場合、原則平日の15時(銀行窓口営業時間内)に送金手続きを完了する必要がありました。
時間外の振込は翌営業日の対応になってしまう問題がありました。
ネットバンクとゆうちょ銀行では時間外の即時振込に対応していましたが、同じ金融機関同士で振込をする必要がありました。
そこで、Amazonギフト券買取業者は、複数のネットバンクおよびゆうちょ銀行に対応し、夜間や土日祝日のスピード入金に対応していました。
モアタイムによって、異なる金融機関でも24時間365日の即時振込が可能になったので、地銀をはじめメインバンクで使っている口座でも即時入金を利用できるようになりました。
モアタイムに参加している金融機関
- 都市銀行 4行(みずほ銀行のみ2019年より参加予定)
- 地銀 60行
- 第二地銀協加盟銀行 29行
- 信託銀行 3行
- ネットバンク等 9行(ゆうちょ含む)
- 信用金庫 260行
- 信用組合 139行
上記の504行がモアタイムシステムに参加しています。
JAバンク、ろうきんなど対応していない金融機関もあるので、希望する金融機関が対応しているかご確認ください。
全国金融資金決済ネットワーク
https://www.zengin-net.jp/company/time/
完全24時間対応ではない
金融機関によって24時間365日営業しているところと、メンテナンス時間を設けているところがあります。
基本的に平日は24時間、金曜の深夜から月曜の早朝の間に、数十分から数時間程度のメンテナンス時間が設定されているケースもあります。
週末の深夜や早朝は金融機関の対応状況を確認する必要があります。
従来のように、土日祝日は翌営業日対応になってしまうケースはありません。(年末年始を除く)
振込手数料について
振込手数料は各金融機関の裁量に任せられています。
モアタイム導入によって振込手数料が値上げしていることはほとんどありません。
店舗型銀行は営業時間内と時間外手数料で従来と据え置き。ネットバンクは時間を問わず均一料金になっているところが多いです。
Amazonギフト券買取業者の場合は、ネットバンクを送金元口座に設定するので安い手数料で対応し、利用者側の負担が増えることはありません。
メリットだけではない?
モアタイムによって、従来は複数のネットバンクに資金を分散させていた買取業者は一つの金融機関で対応できるようになります。
また、夜間・早朝の利用者が増加することで、業者も営業時間を長く明記するところが増える見込みです。
新規参入する業者が増えることで、夜間はオペレーターを常駐させずに24時間営業を明記させたり、問い合わせをすると買取率が大幅に下がる悪徳業者が増える可能性があります。
これまで以上に業者選びが難しくなるかもしれません。
Amazonギフト券買取など資金調達サービスを利用する人は、金銭の支払いを求められていることが多いです。
以前は「翌営業日に振り込みをする」と数日の猶予をもらう言い訳が通用しましたが、モアタイムによって今すぐ振り込めといった要求が増える可能性があります。
これまで以上に各種支払いをスムーズに行わないと、しつこい取り立てをされるリスクが高まります。